色覚異常と色覚補正レンズの効能のお話 パート1
2019.02.18 Monday
こんにちは
Winkアオヤギ北浦和店です。
今日は色覚異常と色覚補正レンズについてのお話をしてみようと思います。
専門的な内容を含むので何回かに分けてお話しましょう。
ちょっと前に話題になりましたが昔と違い、今の教育現場ではイジメの温床になる可能性を考慮して色覚異常の検査をしなくなっているそうです。しかし、本人も周りの人も色覚異常を見逃してしまう事で生活に支障が出てしまったり、かえって周囲とのすれ違いが出てしまう事もあるのだとか。
正常色覚
12 6 29
15 73 正答なし
今の子供には馴染みが無いでしょうが上の様な図を使って色覚異常の傾向を調べる検査を昔は学校の健康診断で行っていました。現在はインターネット上でも色々な所で調べられますがモニターの色味や光度にも影響されると思われるのであくまでも自己判断はせずに怪しかったら眼科さんに相談してみると良いかもしれません。
実は色覚異常は女性には少なく、男性に多いそうです。
その割合は20人に1人、クラスに二人以上居てもおかしくない確率です。
人間の眼には 赤 緑 青 を感じる細胞があり、このどれかが正しく機能しないと色弱になります。
色弱の方が困ってしまう事でよく聞くのが
緑の葉っぱと紅葉した葉っぱの違いがわからない
肉を焼いても赤い部分が残っているのかわからないのでいつも焦げるまで焼く
イチゴやトマトの傷んだ部分がわからず腐った部分を口にしてしまった
地味目な色でコーディネートしたつもりが蛍光色の派手な服装だった
黒板に赤いチョークで書かれると途端に見づらくなってしまう
と、いった内容です。
それぞれを抜き出すと注意すればなんとかなりそうにも感じますが実際は色というのは明確に分かれているわけではなくて中間色というのもありますからすべてを把握して注意するのは不可能に近いです。
産まれつき赤系の判別が付かなければその人にとっては赤もピンクも茶色もオレンジもすべて同じ色な訳で
「赤いオーラの女性にさえに気をつければ大丈夫よ」
なんて言われてもオーラが見えない私には女性って事にしか気をつけられない様な感じだと思います。
一番困ってしまうのは色が見分けられない事よりも話が噛み合わない事なのかも知れません。
今回はざっくりとしたイメージで色覚異常の話をしました。
次回は色覚補正レンズについて説明したいと思います。
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